OpenSeesとは
http://opensees.berkeley.edu/index.php
カリフォルニア大学バークレー校(UCB)では、地震工学におけるシミュレーションをサポートするため、Open System for Earthquake Engineering Simulation(OpenSees)というオブジェクト指向型有限要素解析フレームワークの開発がG.L.Fenves教授を中心に進められてきた。
OpenSeesは成果物だけでなく、開発中のソースコードも公開しながら開発を進めていく、オープンソース型の開発が採用されており、そのプログラムソースコードはホームページで公開され、各地に広がる開発者が情報を共有しながらフレームワークの開発を進められている。
OpenSeesはホームページだけではなく、2000年からはPEERにおいてユーザー /デベロッパワークショップが毎年開催されている。 (日本地震工学会 2009/7 No.10より)
PEER:The Pacific Earthquake Engineering Research Center
http://peer.berkeley.edu/
本ブログの適応範囲
OpenSeesのWebSiteのなかのWindows版について、一部を日本語解説したものです
OpenSees のサイトは、
1) OpenSeesのコマンドを使用して、構造解析する
2) OpenSeesは、OpenSourceで取り扱われているが、この開発作業に参加する
の2つの目的を持っています。
このサイトでは、
1) OpenSeesのコマンドを使用して、構造解析する
についての、一部を解説しています。
なお、PEERでは他に下記の様なデータベースやOpenSourceが公開されています
The Pacific Earthquake Engineering Research Center (PEER) において、
カルフォルニア大学 バークレー校が中心となって、20以上の大学と、いくつかの企業が協力して記録している地震波データが保存されているデータベース が PEER Grand Motion Database です。
OpenSeesのインストール方法、及び、初めての使い方については、最新版のOpenSeesのVersionを使用して、出力結果の見方やPEER Grand Motion Databaseの使い方の記載がある電子本を参照することをお勧めします |
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http://openfresco.berkeley.edu/
実験手法は数値解析手法と比べものにならないほど異種異質の要が絡み合っており、それを制御するソフトウェアの構築は困難であった。カリフォルニア大学バークレー校ではこのような問題に対してオブジェクト指向技術を適用することにより解決するアプローチを取っており、地震工学における実験手法、実験装置等を仮想化するためのソフトウェアフレームワーク。 (日本地震工学会 2009/7 No.10)