Basic Examples Manual (Truss Example) 参照
線形弾性の3つの棒の、トラスです。例題は以下の様になっています。
単位は、kips, in, secを使っています。
Node(節点) 4に、オレンジ色の矢印の外力を加えます。
Node(節点) 1, 2, 3が固定されています。
1)Model, Node(節点), Element(要素)の設定
解析する時の、次元、節点(Node)、要素(Element)の
Opensees のコマンドは、以下の通りです。
1.1) 今までの設定をクリアします
wipe
1.2) 2次元、自由度2 で、解析するよう設定します
model BasicBuilder [次元数] [自由度数]
model BasicBuilder -ndm 2 -ndf 2
(参照ページはここ)
1.3) Node(節点) の 座標を設定します
Node [ nodeの番号 ] [ x座標] [y座標]
node 1 0.0 0.0
node 2 144.0 0.0
node 3 168.0 0.0
node 4 72.0 96.0
(参照ページはここ)
1.4) Nodeのどこを固定するかを設定します
fix [ nodeの番号 ] [ uの固定の定義] [ vの固定の定義] [ θの固定の定義]
0: 固定されていない
1: 固定されている
fix 1 1 1
fix 2 1 1
fix 3 1 1
(参照ページはここ)
1.5) 素材、ヤング率を設定します
単軸素材の設定は、uniaxialMaterial コマンドを使用します。
uniaxialMaterial | |
単軸素材の設定 |
|
ここでは、
Some Standard Uniaxial Materials 標準的な単軸素材
の中の、Elasticコマンド -弾性単軸素材コマンド- を使用します。
uniaxialMaterial Elastic [ Material番号 ] [ヤング率]
uniaxialMaterial Elastic 1 3000
1.6) Element(要素)を設定します。
Element コマンド の中の Trussコマンドを使用します。
element Truss [ elementの番号 ] [ 片方のnode番号] [片方のnode番号] [ 断面積] [Material番号]
element Truss 1 1 4 10.0 1
element Truss 2 2 4 5.0 1
element Truss 3 3 4 5.0 1
このelement(要素)コマンドで設定したMaterial番号は、uniaxialMaterial コマンドで設定した
Material番号に対応しているため、ヤング率を設定していることになります。
2)解析結果を記録するレコーダーの設定
Node(節点) Element(要素)について、解析結果を記録するためのファイル名、Node, Element番号を設定します
recorder Node -file TrussNode.txt -time -node 4 -dof 1 2 disp
(参照ページはここ)
recorder Element -file [ 出力ファイル名 ] -time(時間を基準として記録) -ele[記録したいElement番号] force(全体座標系でのX方向の力、Y方向の力) または basicForces(局所座標系/ 部材座標系での軸力)
recorder Element -file TrussEleGlobal.txt -time -ele 1 2 3 forces
recorder Element -file TrussEleLocal.txt -time -ele 1 2 3 basicForces
(参照ページはここ)
3)外力の設定
このトラス構造物に加える外力(オレンジの矢印部分)を設定します。
timeSeries Linear [タグ番号]
このコマンドについての説明は、ここ。
「時間ごとに線形に一様に変位する力」という定義です。
また、Node(節点)にかける外力なので、Nodal Loadを使用します。
(参照ページはここ)
pattern Plain [Loadの通し番号] [ 上記のtimeSeriesで指定したタグ番号] {
load [Node番号] [自由度の1番目に対してかける力(X方向)] [ 自由度の1番目に対してかける力(Y方向)]
}
timeSeries Linear 1
pattern Plain 1 1 {
load 4 100 -50
}
4)OpenSeesで用意されているツールの設定
有限要素法で使用する連立方程式の解法を設定します。
ここで使用しているコマンドについての
参照ページは ここ と ここ
system BandSPD
numberer RCM
constraints Plain
integrator LoadControl 1.0
algorithm Linear
analysis Static
5)解析開始
ここでは、解析を1行のみ行うように指定しています。
(参照ページは、ここ)
analyze 1
このコマンドの実行により、
2)解析結果を記録するレコーダーの設定
で、指定したファイルに、結果が出力されます。
6)ディスプレイで表示する情報の設定
ディスプレイに表示させる場合は、下記のコマンドを使用します。
表示結果は こちら をみてください。
puts "node 4 displacement: [nodeDisp 4]"
"node 4 displacement: " とディスプレイ上に表記し、Node4のX方向の変位、Y方向の変位を表記します
print node 4
Node4 (節点4)の情報を表記します
print element
"element" ファイルに、要素の情報を書き込みます。
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