OpenSees Blog 日本語 目次

最初に「このブログをみるためのガイド」をご覧ください。

Update中OpenSees コマンド 日本語解説 の 目次 OpenSeesコマンド はじめての方は「ここから
このblogで使用しているOpenSeesコマンド集は「ここ」 Update中
OpenSees のソースコード 解析に挑戦してみる 目次最初のページは「ソースコードのダウンロードとビルド」
Appendix:C言語での 「有限要素法における平面トラスの解析」目次最初のページは「Microsoft Visual Studioの導入方法」







目次の中で、更新したページにはNewがついています

このブログ内の単語を検索したい場合は、左上OpenSeesロゴの上に検索窓から検索できます。


2015年5月21日木曜日

OpenSees Developer : 構造計算(静的・非線形解析) 2



C:\OpenSees-work\OpenSees5621\OpenSees\SRC\analysis\analysis\StaticAnalysis.cpp
または
analysis\analysisプロジェクトのStaticAnalysis.cpp
の中の


result = theStaticAnalysis->analyze(numIncr);
に、
「軸力、せん断力、曲げを受ける部際が任意の方向を向いている場合の剛性マトリクス」

実帯連立一次方程式を解く
工程があります。

下記が theStaticAnalysis->analyze のソースコードです。



(1) のnumStepsには
analyze 1
と、tcl コマンドでセットした 1 の数字、アナライズしたい数がnumStepsに入っています。

例えば、時系列で10こ分解析をしたい場合は、
analyze 10
と、書きますが、この時numStepsには10が入ることになり、このループを10回分まわすことによって、変位の計算などを行うことになります。

(2) では、この tcl スクリプトの最初の方でセットしている、初期値としてのNodeやElementの値が入っているメモリのポインタを呼び出しています。

(3)では、 
変位の計算の結果、Nodeなどの値が変化しますが、これがcommit( )で許容できるまで、
Domain(Node や Elementの値)を変位に沿って変化させています。



(4) のtheAlgorithm->solveCurrentStep() で、


「軸力、せん断力、曲げを受ける部際が任意の方向を向いている場合の剛性マトリクス」作成

実帯連立一次方程式を解くこと

を行っています。

このtheAlgorithm->solveCurrentStep()は、
C:\OpenSees-work\OpenSees5621\OpenSees\SRC\analysis\algorithm\equiSolnAlgo\ModifiedNewton.cpp

または
aanalysis\algorithm\equiSolnAlgoプロジェクトのModifiedNewton.cpp
の中にあります



(5)の部分で、「軸力、せん断力、曲げを受ける部際が任意の方向を向いている場合の剛性マトリクス」作成
(6)の部分で、実帯連立一次方程式を解く

を行っています。
次のページ →
OpenSees Developer :構造計算(静的・非線形解析)3


OpenSees のソースコード解析に挑戦してみる : 目次



0 件のコメント:

コメントを投稿