最初に、部材の「鉄筋コンクリート」の定義をします。
1)Modelの設定
解析する時の、次元、自由度を設定するためのOpensees のコマンドは、以下の通りです。
model Basic [次元数] [自由度数]
# Define model builder
# --------------------
model basic -ndm 2 -ndf 3
(参照ページはここ)
2)部材の定義
部材を構成しているコンクリートと鉄筋の設定します
単軸素材の設定は、uniaxialMaterial コマンドを使用します。
コンクリートについては、
鉄筋が入っている内側の①コンクリートが閉じ込められた部分
と
外側を②コンクリートが閉じ込められてない部分
の2つを定義します。
uniaxialMaterial | |
単軸素材の設定 |
|
ここでは、
Steel & Reinforcing-Steel Materials 鋼、鉄筋素材 の中の、Steel01コマンド
と
Concrete Materials コンクリート素材 の中の Concrete01 コマンド
を使用します。
uniaxialMaterial Steel01 [ Material番号 ] [降伏応力] [ヤング率] [2次剛性比]
uniaxialMaterial Concrete01 [ Material番号 ] [28日後のコンクリートの圧縮強度] [最大強度を与えた時のひずみ] [圧壊強度] [圧壊強度を与えた時のひずみ]
# Define materials for nonlinear columns
# ------------------------------------------
# CONCRETE tag f'c ec0 f'cu ecu
# Core concrete (confined)
uniaxialMaterial Concrete01 1 -6.0 -0.004 -5.0 -0.014
# Cover concrete (unconfined)
uniaxialMaterial Concrete01 2 -5.0 -0.002 0.0 -0.006
fc: 降伏応力
ec0 : ヤング率
ecu : 2次剛性比
fc: 28日後のコンクリートの圧縮強度
ec0 : 最大強度を与えた時のひずみ
fcu : 圧壊強度
ecu : 圧壊強度を与えた時のひずみ
# STEEL
# Reinforcing steel
set fy 60.0; # Yield stress
set E 30000.0; # Young's modulus
# tag fy E0 b
uniaxialMaterial Steel01 3 $fy $E 0.01
fy: 降伏応力
E0 : ヤング率
b : 2次剛性比
ここで あらかじめ
fy に降伏応力 60.0 を
E にヤング率 30000.0 を
代入し、
コマンド部分で それぞれ $fy, $E とすることによって、コマンドにその値が入るように設定しています。
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OpenSees Basic Examples (曲げモーメント-曲率計算)
解説(部材の定義2)
Opensees コマンド 日本語解説 : 目次 |
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