1) Model, Node(節点)の設定
2) 部材の定義
3) Element(要素)の設定
についての説明は、
OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム 重力の柱軸力のみを作用させた解析) 解説(節点、要素、部材の定義)
と、同じです。
また、外力としての重力の設定についても、
OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム 重力の柱軸力のみを作用させた解析) 解説(外力、解析の設定)
と同じものを使用するため、
OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム :重力の柱軸力のみを作用させた解析) コマンドのサマリ
で作成した
RCF-G.tcl
ファイルをソースとして読み込みます。
また、実際に「鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析」のtdlコマンドをOpenSeesで動作させたとき、「鉄筋コンクリート門型フレーム重力荷重解析」は、
source RCF-G.tcl
のラインが実行されると終了するので、
"Gravity Analysis Completed"
と、画面に表示するようにしています。
さらに、loadConst コマンドにより、解析する時間をリセットします。
#Reinforced Concrete Frame Earthquake Analysis
# Do operations of RCFrameGravity by sourcing in the tcl file
source RCF-G.tcl
# Set the gravity loads to be constant & reset the time in the domain
loadConst -time 0.0
4) 外力としての地震波の設定
最初に、必要となる定数、値などを、定義します。
まずは重力加速度 g として 386.4
次に、Node3, 4における質量 m として、 180/386.4
このm は、 source RCF-G.tcl で定義されている P (重力加速度による力としての 180kip) に 重力加速度 g をわることよって、質量を算出しています。
# Define nodal mass in terms of axial load on columns
set g 386.4
set m [expr $P/$g]; # expr command to evaluate an expression
ここで expr は、mにセットする計算を P/g でtclコマンドとして計算を行います、という意味です。
次に Node3, 4 に対して 質量の定義を行います。
mass [ nodeの番号 ] [ uの質量] [ vの質量] [ θ回転慣性質量]
# tag MX MY RZ
mass 3 $m $m 0
mass 4 $m $m 0
次に 地震加速度を外力として設定します。
データはPEERの Ground Motion Database から、ARL360.at2 ファイルを使用します。
これは、1994/1/17にカルフォルニアのアリータという場所で起きた実際の地震 のデータです。
ダウンロードの仕方は、
OpenSeesで紹介されているサンプルで使用するtclスクリプトやデータの取得方法
を参照してください。
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