鉄筋コンクリート門型フレーム横荷重解析(ここ)で作成した、RCF-GP.tclファイルの OpenSeesコマンドを実行すると、以下の様な画面が表示されます。
最初は、鉄筋コンクリート門型フレーム 重力の柱軸力のみを作用させた解析結果 と同じものが表示されます。
つぎから、鉄筋コンクリート門型フレーム 横荷重解析の計算結果が出力されます。
表示の中にWARNINGが出ています。これは、
構造計算のための連立方程式を、最初はNewron法で解いていくのですが、指定されたユークリッドノルムによる誤差範囲に入っていないため、ModifiedNewton法で解いているためです。
最後に成功しているのでSUCCESSFULLYが表示されています。
出力される結果ファイルは、下記コマンドで指定されています。
# Create a recorder to monitor nodal displacements
recorder Node -file node32.txt -time -node 3 4 -dof 1 2 3 disp
# Create a recorder to monitor element forces in columns
recorder EnvelopeElement -file ele32.txt -time -ele 1 2 forces
<Node32.txt>
Node 3 のX軸方向への変位の増加分を基準として、記録をしています。
解析する変位の増加分は 0.1 づつ、Node3 のX方向の変位が15.0になるまで続けています。
Node3, Node4のX,Yの変位をグラフにしたものが以下です。
最初は降伏点まで、耐えていますが、降伏点を超えると変位が大きく進んでいることがわかります
イメージとしては、鉄筋コンクリート部分がねじ伸びた状態になってしまった、ということだと考えます(下図のスケールは正しくありません)
<ele32.txt >
Version 2.4.6 (rev6062) での主力は、以下の表のようになっています。
しかしながら、この値はVersionごとに違うので、解析が必要です。
なお、ここで出力している部分のソースコードは
OpenSees Developer : ユークリッドノルムノルムの計算
を参照してください。
Opensees コマンド 日本語解説 : 目次 |
0 件のコメント:
コメントを投稿