4) test.cppファイルを開いて、下記の様にプログラムを書いてみます
下記表に各行の解説をしました。
#include "stdafx.h" | プロジェクトが作成されると自動的にこれがついてくる。 Windowsプログラムで標準的につかうヘッダーを総称したもの。絶対消さないこと。 |
#include | プログラムの中で使用するsin()ファンクション を呼び出すためのヘッダーファイル |
#define TEST_CONSTANT 100 | 定数の定義。 定数はすべて大文字で書くのがお作法 |
int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[]) | メインプログラム。引数のargcやargv[]は、 外部からの入力データがある ときに使用。変更しないこと |
aaa | ファンクション を呼び出すためのヘッダーファイル |
aaa | ファンクション を呼び出すためのヘッダーファイル |
{ | プログラムの始まり |
int testA; | testA というシンボルを integer で宣言 |
int testB = 50; | testB というシンボルをinteger で 宣言しているが、ここでは 初期値として50も入れている |
double testC; | testC というシンボルをdouble で宣言 |
testA = 20; | testA に20を代入している。 testAは20となる |
testA++; | testA=testA+1 と同じ。 testAは21となる |
testC=(double)(testA + testB + TEST_CONSTANT); | 右側の式は、testA.testB.TEST_CONSTANTを合算している。(171になる) 右側はすべてintegerで宣言されているので、integer形式になるが、答を代入したいtestCはdoubleで宣言されている。そのため、integerからdoubleへの変換をしなければいけないが、(double)と書くことによって、これを実現している。 |
double testD = sin(testC); | プログラムの途中で、宣言をすることもできる。 ここではtestDをdoubleとして宣言。testCのsinを代入している |
printf("testD=%f\n",testD); | testDの結果をコンソール(コマンドプロンプト)に表示している |
return 0; | メインプログラムの戻り値 (ここでは、プログラムの実行結果がエラーではないので0を返している) |
} | プログラムの終了 |
integer宣言 : 宣言したシンボルは整数のみを取り扱う
double宣言 : 宣言したシンボルは小数点のつく数を取り扱う
5) プログラムをコンパイル、リンクします。
MS-VS上でのC(またはCPP)プログラムのコンパイル、リンクは、プロジェクトの中ですでに作成されているので、特に新たに書き起こす必要はありません。コンパイル、リンクのことを“ビルド(Build)”と言います。
ビルドは、「デバッグ→ソリューション」の「ビルド」をクリックすることによって行われます。
もし、コンパイルエラー等がなかったら、“出力”部分にtest.exeが生成されたことが表示されます。
指定した場所(フォルダー)を見てみると、”test”のフォルダー中に”debug”フォルダーが生成され、その中にtest.exeが生成されているのがわかります。このtest.exeは次で説明するdebug情報が入っているので、最終的なexeプルグラムよりファイルサイズが大きくなっています。
「有限要素法における平面トラスの解析」プログラムをC言語で書いてみる : 目次 |
0 件のコメント:
コメントを投稿