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2015年7月7日火曜日

OpenSees Basic Examples (B2: 曲げモーメント-曲率計算) 部材の定義1


最初に、部材の「鉄筋コンクリート」の定義をします。



1)Modelの設定
解析する時の、次元、自由度を設定するためのOpensees のコマンドは、以下の通りです。



model Basic [次元数] [自由度数] 

# Define model builder
# --------------------
model basic -ndm 2 -ndf 3


(参照ページはここ


2)部材の定義

部材を構成しているコンクリートと鉄筋の設定します

単軸素材の設定は、uniaxialMaterial コマンドを使用します。

コンクリートについては、
鉄筋が入っている内側の①コンクリートが閉じ込められた部分

外側を②コンクリートが閉じ込められてない部分
の2つを定義します。

uniaxialMaterial 解説
uniaxialMaterial
単軸素材の設定
  • 鉄骨&補強鉄骨 Steel & Reinforcing-Steel Materials
  • コンクリート Concrete Materials
  • 標準的な単軸素材 Some Standard Uniaxial Materials
  • その他 Other Uniaxial Materials 










ここでは、
Steel & Reinforcing-Steel Materials 鋼、鉄筋素材 の中の、Steel01コマンド  

Concrete Materials コンクリート素材 の中の Concrete01 コマンド
を使用します。

uniaxialMaterial Steel01 [ Material番号 ] [降伏応力] [ヤング率] [2次剛性比]

uniaxialMaterial Concrete01 [ Material番号 ] [28日後のコンクリートの圧縮強度] [最大強度を与えた時のひずみ] [圧壊強度] [圧壊強度を与えた時のひずみ]


# Define materials for nonlinear columns
# ------------------------------------------
# CONCRETE                  tag   f'c        ec0   f'cu        ecu
# Core concrete (confined)
uniaxialMaterial Concrete01  1  -6.0  -0.004   -5.0     -0.014

# Cover concrete (unconfined)
uniaxialMaterial Concrete01  2  -5.0   -0.002   0.0     -0.006

tag : Material 番号
fc: 降伏応力
ec0 : ヤング率
ecu : 2次剛性比


fc: 28日後のコンクリートの圧縮強度
ec0 : 最大強度を与えた時のひずみ
fcu : 圧壊強度
ecu : 圧壊強度を与えた時のひずみ


# STEEL
# Reinforcing steel 
set fy 60.0;      # Yield stress
set E 30000.0;    # Young's modulus
#                        tag  fy E0    b
uniaxialMaterial Steel01  3  $fy $E 0.01

tag : Material 番号
fy: 降伏応力
E0 : ヤング率
b : 2次剛性比

ここで あらかじめ
fy に降伏応力 60.0 を
E にヤング率 30000.0 を
代入し、

コマンド部分で それぞれ $fy, $E とすることによって、コマンドにその値が入るように設定しています。

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OpenSees Basic Examples (曲げモーメント-曲率計算) 
解説(部材の定義2)



Opensees コマンド 日本語解説 : 目次

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