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2014年12月2日火曜日

Microsoft Visual Studioの使用方法(2)

<有限要素法> Microsoft Visual Studioの使用方法(1) の続きです

4) test.cppファイルを開いて、下記の様にプログラムを書いてみます





























下記表に各行の解説をしました。

#include "stdafx.h" プロジェクトが作成されると自動的にこれがついてくる。
Windowsプログラムで標準的につかうヘッダーを総称したもの。絶対消さないこと。
#include プログラムの中で使用するsin()ファンクション
を呼び出すためのヘッダーファイル
#define TEST_CONSTANT 100 定数の定義。
定数はすべて大文字で書くのがお作法
int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[]) メインプログラム。引数のargcやargv[]は、
外部からの入力データがある
ときに使用。変更しないこと
aaa ファンクション
を呼び出すためのヘッダーファイル
aaa ファンクション
を呼び出すためのヘッダーファイル
{ プログラムの始まり
int testA; testA というシンボルを
integer で宣言
int testB = 50; testB というシンボルをinteger で
宣言しているが、ここでは
初期値として50も入れている
double testC; testC というシンボルをdouble で宣言
testA = 20; testA に20を代入している。
testAは20となる
testA++; testA=testA+1 と同じ。
testAは21となる
testC=(double)(testA + testB + TEST_CONSTANT); 右側の式は、testA.testB.TEST_CONSTANTを合算している。(171になる)
右側はすべてintegerで宣言されているので、integer形式になるが、答を代入したいtestCはdoubleで宣言されている。そのため、integerからdoubleへの変換をしなければいけないが、(double)と書くことによって、これを実現している。
double testD = sin(testC); プログラムの途中で、宣言をすることもできる。
ここではtestDをdoubleとして宣言。testCのsinを代入している
printf("testD=%f\n",testD); testDの結果をコンソール(コマンドプロンプト)に表示している
return 0; メインプログラムの戻り値
(ここでは、プログラムの実行結果がエラーではないので0を返している)
} プログラムの終了




















































integer宣言 : 宣言したシンボルは整数のみを取り扱う
double宣言 : 宣言したシンボルは小数点のつく数を取り扱う

5) プログラムをコンパイル、リンクします。
MS-VS上でのC(またはCPP)プログラムのコンパイル、リンクは、プロジェクトの中ですでに作成されているので、特に新たに書き起こす必要はありません。コンパイル、リンクのことを“ビルド(Build)”と言います。
ビルドは、「デバッグ→ソリューション」の「ビルド」をクリックすることによって行われます。
















もし、コンパイルエラー等がなかったら、“出力”部分にtest.exeが生成されたことが表示されます。















指定した場所(フォルダー)を見てみると、”test”のフォルダー中に”debug”フォルダーが生成され、その中にtest.exeが生成されているのがわかります。このtest.exeは次で説明するdebug情報が入っているので、最終的なexeプルグラムよりファイルサイズが大きくなっています。


















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 Microsoft Visual Studioの使用方法(3)


「有限要素法における平面トラスの解析」プログラムをC言語で書いてみる : 目次

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