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2015年2月3日火曜日

OpenSees Developer :構造計算(静的・線形解析)2



C:\OpenSees-work\OpenSees5621\OpenSees\SRC\analysis\analysis\StaticAnalysis.cpp
または
analysis\analysisプロジェクトのStaticAnalysis.cpp
の中の


result = theStaticAnalysis->analyze(numIncr);
に、
平面トラスの剛性マトリクス作成

実対称正定値帯連立一次方程式を解く
工程があります。

下記が theStaticAnalysis->analyze のソースコードです。



(1) のnumStepsには
analyze 1
と、tcl コマンドでセットした 1 の数字、アナライズしたい数がnumStepsに入っています。

例えば、時系列で10こ分解析をしたい場合は、
analyze 10
と、書きますが、この時numStepsには10が入ることになり、このループを10回分まわすことによって、変位の計算などを行うことになります。

(2) では、この tcl スクリプトの最初の方でセットしている、初期値としてのNodeやElementの値が入っているメモリのポインタを呼び出しています。

(3)では、 
変位の計算の結果、Nodeなどの値が変化しますが、これがcommit( )で許容できるまで、
Domain(Node や Elementの値)を変位に沿って変化させています。



(4) のtheAlgorithm->solveCurrentStep() で、

平面トラスの剛性マトリクス作成


実対称正定値帯連立一次方程式を解くこと
を行っています。

このtheAlgorithm->solveCurrentStep()は、
C:\OpenSees-work\OpenSees5621\OpenSees\SRC\analysis\algorithm\equiSolnAlgo\Linear.cpp

または
aanalysis\algorithm\equiSolnAlgoプロジェクトのLinear.cpp
の中にあります


(5)の部分で、平面トラスの剛性マトリクスの作成
(6)の部分で、実対称正定値帯連立一次方程式を解く

を行っています。

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